2017.03.09

甘~いマンゴー

マンゴ―を買ってフルーツバスケットに置いておくと、2日ほどで甘い香りがキッチンに漂い、もう食べごろなのだとわかります。このつやつやした赤いマンゴ―は、 南国のシンボルともされており、ブラジルが原産かと思ったら、インド北東部が原産でした。インドでは4000年以上も前から栽培されていると言われてます。釈迦がマンゴ―の木の下で一夜を明かしたという言い伝えから、「仏教五木」の一つになってます。

ブラジルには18世紀ごろにポルトガル人にがインドから種子を輸入し、こちらで栽培し始めました。現在ではブラジルの東北での栽培が主ですが、サンパウロ州やミナス州でも栽培されてます。

100種類以上もあると言われているマンゴ―ですが、ブラジルで人気なのは、トミー・アトキンズ(Tommy Atkins)、パーメル( Palmer )と、アーデン( Haden)です。果皮につやがあり、色鮮やかなのが目を引きます。甘く、みずみずしく、とろみがあって、繊維がないのが人気です。しかし、小さなマンゴ―の種類で、コキーニョ(coquinho)と呼ばれるとても甘いのがあります。繊維が多いことと、小さいので皮をむいたら実が殆ど残らないことから、一か所だけ皮に穴を開け、そこから実を吸うようにして食べます。口の周りが果汁でベトベトになりますが、こんな食べ方もまた美味しいです。


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Tommy Atkins
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Palmer


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Coquinho

マンゴ―の木は30m以上もの高さに達し、青々しく、樹形も美しいことから、農場や庭によく植えられてます。また、サンパウロ市でも街路樹として植えられています。近所の街路地に現在約6mほどのマンゴ―の木があり、すくすく育っている上、毎年実がなるのが楽しみです。しかし、木が高いことから、手の届かないところにばかり実が生っていて取れないのが残念です。



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マンゴーの果実にはビタミンA、ベタカロチン、食物繊維が豊富に含まれているので、美肌効果、癌予防、貧血予防、高血圧予防などに良いと言われてます。しかし、マンゴ―はウルシ科の植物なので、場合によっては、その果汁を皮膚につけたままにしておくと、アレルギーを引き起こす事がありますので、要注意です。

ブラジルでは「昔からマンゴーを食べたすぐ後に牛乳を飲むと身体に悪い」と言われてますが、科学的には何の根拠もなく、その由来は奴隷時代にさかのぼります。当時マンゴーはどこの農園にもあり、奴隷たちがこの甘い果物を好んでよく食べていたそうです。当時の牛乳は貴重な飲み物であったため、農園主が奴隷に牛乳を飲ませないために、「マンゴ―と牛乳は一緒に食べると身体に悪い」と言い聞かせていたそうです。しかし、現在でも田舎ではそれを信じている者も少なくありません。先日もテレビ番組で「マンゴ―と牛乳、一緒に食べていいか、悪いか」と専門家を呼んで説明していたので、まだまだ悪いと信じている人がいるのでしょう。

こちらでは、ほぼ一年中食べられるマンゴ―。夏に冷やして食べる甘~いマンゴ―は最高です!