2017.04.11

春の花展

2017年3月15日(水)〜18日(土)まで、レバークーゼンのVHS(Volkshochschuleフォルクスホッホシューレと言う語学や文化などの授業が受けられる成人向けの学校)で、いけばなインターナショナル ケルン支部による花展が行われました。
ドイツでは冬から春にかけての花材は豊富で、梅、桜、木瓜(ぼけ)、椿、木蓮といったいけばなにふさわしいお花を楽しむことができました。


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いけばなインターナショナルは生け花の精神と芸術性に深い感銘を受けた米国人エレン・ゴードン・アレン夫人(Mrs. Ellen Gordon Allen)により、「花を通じての友好」をモットーに、1956年に東京に設立された国際的な文化団体です。国籍も所属流派も多様な会員が、生け花とそれに関連した日本の文化・芸術の紹介を通して相互理解と友好を深める活動をしています。
今日では、全世界50数ヵ国および地域に161支部が設立され、約8000名のメンバーがいます。ドイツにはケルンCologne (126), Biberach/Riss (174), Frankfurt (199), Berlin (246)の4つの支部があり、このケルン支部は45年という歴史があります。
突然日本から移住してきた私が「いけばな」というキーワードを通して NRW(ノートラインヴェストファーレン州)、ケルンとデュッセルドルフだけではなく、エッセンやゾーリンゲンなどに点在するいけばな愛好家達と出会えたことは大変有り難いことでした。ドイツの方々はとても勤勉で日本の文化を熱心に勉強しているので私自身一緒に活動していて心地よく、共通の目標をもったいけばな同志となりました。

(花展)
オープニングでは3名のスピーチ者に加え、ドイツで活躍されているSawai Koto School Europeより琴演奏者を招きし、美しい音色のお琴との和のコラボレーションはいけばなを最高に引き立ててくれました。


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今回の花展は故Dorothea Reuterさんへの追悼の意を込めて、小原流より2名ゲスト出展してくださいました。


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小原流


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古流東洋会(私の作品 梅のお生花と水墨花)


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一葉式


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未生流


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池坊


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草月

ドイツでは草月がポピュラーに広まったそうですが、徐々に色々な流派が混じり合い、こうして日本から来た新しい流派でもいけばなを通じて友好関係が築き上げられることは素晴らしいことだと感じました。
私の家元が伝えてくれたことは、「鋏一つ、すなわちいけばなという技術」をもって世界で交流できることはかけがえのない財産だということ。
花展という機会を通して日本の文化である「いけばな」や「着物」を広め、一人でも多くの方々に世界が平和になるよう喜びを分かち合えたら幸いです。


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