2017.03.13

ライニッシュ

デュッセルドルフで一番売れている地元の新聞はRheinische Postがあり、この辺の地域のことを Niederrhein(ニーダーライン)とも呼びます。この「Rheinischライニッシュ」という言葉はどこから来るのだろうと思い、今回はライン川にちなんだご紹介をさせていただきます。

まず、ライン川はスイス、フランス、ドイツ西部、オランダを通り、全長は1233キロもあります。そして北の方へ流れ、北海(Nordseeノルトゼー)へと注がれて行きます。そのうちドイツを約700kmも流れるので、ドイツ人には「父なる川」として親しまれています。途中、ユネスコ世界文化遺産にも指定されているライン渓谷があり、中世の古城、美しい街並やぶどう畑を眺められるライン川下りは人気があります。

ライン川は途中Strasbourgストラスブールの辺りはフランス領になるので、Karlsruheカールスルーエのあたりから北側、主にMittelrheinミッテルライン(中流地域)と Niederrheinニーダーライン(下流地域) のことを通称「Rheinland(ラインラント)」と呼ばれます。

ラインラントはドイツ西部に位置し、周辺地域の豊富な地下資源とライン川による物流という地理的優位性から、ドイツにおける工業地帯として発達しました。古代ローマ帝国の時代から都市が建設され、ドイツでは最も古くから文明が栄えた地域だそうです。

(主な都市)
カールスルーエ、マンハイム、マインツ、ヴィースバーデン、コブレンツ
トリーア、ボン、アーヘン、ケルン、デュッセルドルフ


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そしてこの地域のポピュラーな料理をご紹介します。

● Rheinischer Sauerbratenザワーブラーテン(牛肉の酢煮込み)
牛肉の固まりを数日間お酢でマリネにしてから、焼いて煮込みます。

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● Rheinische Muscheln ムール貝の蒸し煮
オランダに近いドイツではムール貝が安価で入手できます。一人前2kg、スーパーで単価3ユーロ、外食で10ユーロ〜15ユーロ前後とリーズナブルです。ムール貝を食せる時期は、-erまたは -arが付いてる月と言われます。すなわち、September, Oktober, November, Dezember, Januar, Februar 9月〜2月が旬です。

● Rheinische Muuzen
カーニバルの時期に食べられるお菓子です。ふぁっとした生地にラムが少し入っているのが特徴です。


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その他、ポテトスープやメットヴルストが入ったグリューンコールも有名です。

ラインラント(ライン川沿岸)から由来する「ライニッシュ」が分かったことで、ようやくこの地域の様々な風習や食文化が分かるようになりました。